本記事では、筆者が事務職の新卒採用面接で実際に面接官として質問していた内容をもとに解説しています。
面接の現場でどのような意図で質問していたのかを踏まえてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

毎年何百名と面接した中で実際に聞いていたことをお伝えします
事務職の面接では、応募段階から最終選考までの過程で質問内容が少しずつ変化します。
一次面接では人柄や基本的なマナーが重視される。
二次面接では職務理解や適性、最終面接では意欲と将来性が見られている。
面接官は、正確さや丁寧さ、周囲との協調性を重視しながら、長く働ける人材かどうかを見極めている。
質問の意図を理解し、自分の考えを整理して答えることができれば、落ち着いて面接に臨むことができます。
質問に対して誠実に答える姿勢と、自分の強みを具体的に伝える準備が、合格への大きな一歩になります。
事務職の面接でよく聞かれる質問と、その背景
自己紹介をお願いします
背景:
面接の最初に行われる質問です。話し方、表情、第一印象、コミュニケーション力を確認する目的があります。どんな人物かを短時間で把握するために行われます。
なぜ事務職を志望されたのですか?
背景:
事務職を選んだ理由を通して、応募者の仕事に対する理解度や適性を見ています。サポート業務にやりがいを感じているか、地道な作業を続ける意欲があるかを確認しています。
会社説明会でどのような印象を持ちましたか?
背景:
企業研究の深さと関心度を確かめる質問です。説明会で感じた印象を具体的に話せる人は、実際に社員や雰囲気を観察しているため、志望度の高さが伝わります。
事務職に対してどのようなイメージを持っていますか?
背景:
業務理解度を確認するための質問です。単に「パソコンを使う仕事」という表面的な理解ではなく、正確さやチームを支える意識があるかを見ています。
事務職として今後どのようにキャリアを築いていきたいですか?
背景:
長期的に働く意欲や、将来的な成長意識を確認しています。キャリアプランが具体的なほど、継続的に貢献してくれる人物だと判断されます。
残業が発生する場合もありますが、対応は可能ですか?
背景:
柔軟性や責任感を確認する質問です。繁忙期などの状況に対応できるか、また働く姿勢に無理がないかを見ています。
勤務地について希望はありますか?
背景:
転勤や配属に関する柔軟性を確認する質問です。勤務地への強い希望がある場合、配置の制約になるかどうかを判断しています。
性格面での長所と短所を教えてください
背景:
自己理解の深さと客観的な視点を確認しています。短所が業務に支障をきたすものではないか、長所が事務職の特性と合っているかも重要なポイントです。
物事がうまくいかないとき、どのように工夫しますか?
背景:
問題解決力と冷静さを確認する質問です。困難に直面した際の対応力や思考の柔軟性を見ています。感情的にならず、冷静に対応できるかがポイントです。
アルバイト経験はありますか?
背景:
社会経験の有無や基本的な職業意識を確認しています。責任を持って仕事を続けた経験があるかを重視しています。
そのアルバイトを選んだ理由を教えてください
背景:
行動の動機を知るための質問です。仕事を選ぶ基準や価値観を理解する目的があります。
今までで最も長く続けたことは何ですか?
背景:
粘り強さや継続力を確認する質問です。地道な業務をコツコツ続ける力があるかを見ています。
なぜそれを続けることができたのですか?
背景:
モチベーションの源泉を探るための質問です。何にやりがいを感じて行動できるのかを理解し、仕事に置き換えられるかを見ています。
継続する中で、やめたいと思ったことはありましたか?
背景:
ストレス耐性や困難への向き合い方を確認する質問です。苦しい状況でもどのように気持ちを切り替えたかが評価されます。
ストレスを感じる瞬間はどんなときですか?
背景:
ストレスの原因と対処法を理解するための質問です。事務職では突発的な依頼や細かい修正が多いため、ストレスの感じ方が重要になります。
人間関係で苦手に感じるタイプがあれば教えてください
背景:
人間関係の傾向を確認する質問です。苦手なタイプを挙げることで、職場での協調性やコミュニケーション力を推測しています。
苦手だと感じる人と仕事をする場合、どのように対応しますか?
背景:
感情をコントロールし、協力して業務を進められるかを見ています。人間関係がスムーズでない状況でも、業務を優先できる姿勢が求められます。
仕事で活かせる強みはありますか?
背景:
業務で発揮できるスキルや特性を確認しています。正確さ、几帳面さ、サポート意識など、事務職に必要な資質を持っているかを見ています。
就職活動で大切にしている軸を教えてください
背景:
価値観と企業選びの基準を理解するための質問です。働くうえで何を重視しているかを通じて、企業との相性を見ています。
企業選びで大事にしている点を教えてください
背景:
前の質問と似ていますが、こちらは具体的な会社選びの基準を知る意図があります。業界・社風・職場環境など、重視するポイントを通じて志向性を確認します。
現在、他に事務職で選考を進めている企業はありますか?
背景:
就職活動の進捗と、志望度の高さを見ています。複数企業を比較している場合でも、自社への関心をしっかり伝えられると印象が良くなります。
最後に質問はありますか?
背景:
関心の方向性と主体性を確認する質問です。積極的に質問する姿勢は、意欲や理解の深さを示します。待遇や休日の質問よりも、業務内容や成長機会に関する質問が好印象です。
まとめ
事務職の面接では、質問一つひとつに採用担当者の明確な意図があります。
一次面接では人柄、二次面接では実務への理解、最終面接では入社後の姿勢や成長意欲が評価のポイントです。
どの段階でも、誠実さと安定感を意識した受け答えが大切になります。
答えを暗記するのではなく、自分の経験や考えを自分の言葉で伝えられるように準備を重ねることで、自然な対話が生まれます。
事務職は企業を支える重要な存在です。
面接を通じて、周囲を支える意欲や丁寧な仕事への姿勢を伝えられれば、採用担当者に安心感を与え、信頼される印象を残すことができます。
少しでもこの記事が皆さんのお役に立てれば幸いです!
